コーヒーと数学者
私はコーヒーが好きです。
ついぞ昨日も池袋で水出しコーヒー用のコーヒー豆を買って淹れようと思ったぐらいにはコーヒーが好きです。これがどれぐらいコーヒー好きなのかは比較できませんが…笑 コーヒーについてこんな言葉があります。
「数学者はコーヒーを定理にかえる機械だ」(ポールエルデシュ)
私はこれを聞いたとき、なるほどなあと思いました笑 ちょっとした数学者のジョークが混じっている面白い話だなあと。そこらへんはおいおい話をしていくとして…
次のことって考えてみたことありますか?
「数学者って何?」
もっと言うと、みなさん数学に限らず学者といったらどんなイメージを持ちますか?
研究してる人とか、研究以外のことは興味ない、変人、すぐ裸になる、etc...
でしょうか?わたしは数学科の学生なので、数学者についてちょっとお話したいと思います。
- 数学者になる方法
数学者になる方法といいますか、数学者には定義があるとわたしは思ってます。それは、数学の論文を提出してアクセプトされることです。よく、私は紹介されるときに「玲於奈は数学者なんですよ」と言われますが、話の腰を折ると思いつつもいつも訂正を入れてしまいます…笑 論文を書くということ、書いた論文が論文を掲載する本に載るということは想像以上に難しいのです、特に数学は。(ここは私的な主観なので…笑 もちろん、他の分野も論文を書くというのは難しいです)
あ、それとこれは必須ではないと思いますが、博士課程後期、俗に言うドクターコースまで行くことも入ってます。なので、基本的に研究者は大学に9年(学部4年、修士2年、博士3年)通います。もちろん留年もありますし、他には自分のやりたい分野が違うなあと思ったら他の大学に行くこともあるのでみんな9年とは限りません。
というわけで、私のことはこれからは数学者の卵と紹介していただけたら幸いです。
- 数学者のお仕事
数学者って基本的に何がお仕事かというと、もちろん研究です。ですが、基本的には大学に属している方が多く、授業の準備、テストの採点、雑務等々があります。これはある種、学者の仕事の本質ではないところにとても時間を割かれます。こういうことに普段は時間を割かれるため、たまに研究ができない日があるらしいです。なので、先生方は春休みや夏休みといった長期休暇に研究を進める方が多いです。
それで、研究ってどういう風にするの?と思いますよね。それは人によって様々です。ぼーっとしながら考える方もいますし、ひたすら実験を繰り返している方もいますし、計算をゴリゴリ進めるという人もいます。十人十色なのでこれ!というのはあまりないです。実際のところ、私はまだ研究をしてないので何も言えませんが…笑
- 数学者って変人ばかり?
まともな方がほとんどですね。基本的には学者もコミュニケーションが大事なので。ただ、やはり偉人とかになると変人な行動が見えたりするといいますか…笑 裸で外に出たりなどは、多分ずっと考え事をするという性質があるので、気付かずに外に出てしまって…という感じでしょうか笑
変人というよりも、ずっと考え事をしてるが故に他のことが疎かになりがちな方が多い感じでしょうか。
と、こんな感じですね。少しは数学者というものが身近に感じられたでしょうか?少しでも面白いなあと思っていただけたら幸いです。
私はこれからコーヒーを飲んで、定理と作品を生み出します。
それでは。